『あなたの食欲低下はビタミンB1不足かも。どのくらいの期間で足りなくなるのか?にんにく注射で食欲は改善するのか?日本抗加齢医学会専門医が解説』

ビタミンB1

ビタミンB1が不足していると代謝障害による食欲低下を感じるようになります。
この栄養素はカップラーメンなど、 栄養価の少ない食事をずーっと続けていると約18日ほどで足りなくなってきます。 にんにく注射はこの栄養素を食事よりも効率良く取り込む事ができるので、 こうした状況の食欲低下の改善にはもってこいです。



皆さんはビタミンB1という栄養素をご存知ですか? にんにく注射や滋養強壮ドリンクなどに入っている、滋養強壮作用において代表的な栄養素です。


人間はこの栄養素を自分の体の中では作れないので、体の外から取り込む必要が有ります。
この栄養素は大きく不足する事で、健康障害だけでなく生命に関わる事も有りますが、 少し足りないというレベルでは、 命に関わる事がない代わりに、様々な自覚症状が示されます。


その中の一つが食欲の低下です。


こちらのページではビタミンB1の不足によって自覚される食欲低下について 日本抗加齢医学会専門医がやさしく解説しております。


宜しければご一読くださいませ


<当ページの項目リスト>

  1. 【ビタミンB1不足による食欲の低下】
  2. 【どのくらいの期間で足りなくなるのか?】
  3. 【にんにく注射で食欲は改善するのか?】

1.【ビタミンB1不足による食欲の低下】

食欲の低下

ビタミンB1の不足は、食欲の低下を自覚症状として示す事が有ります。


「しっかり休んで、食事も十分に取っているのに、なぜか食欲が落ちている…」
こんな時は毎日取っている食事の内容に問題があるのかも知れません。 つまり食事の量は十分でも、 ビタミンB1など体に必要な栄養素が欠けた食事を続けているのかも知れません。


食欲は脳の視床下部という所でコントロールされていて、 血液中の糖分、胃などの消化器の収縮や拡張、グレリンなど消化管ペプチド、 ビタミンB1などの補酵素等がそのコントロール要因です。


この食欲が低下する原因には、どのようなモノがあるかと言うと、 通過障害など消化器の問題、脳圧亢進、低酸素血症、腎機能障害、ホルモン異常、そして代謝異常などが有ります。
ビタミンB1不足による食欲の低下の場合は、この 『代謝異常』 に分類されます。


人間は基本的にはビタミンB1を食物から取り込んで、体の中にストックしていきます。 そして糖分からエネルギーを引き出すのにこの栄養素はどんどん消費されていってしまいます。


それゆえに、長期間に渡ってこの栄養素の補給がされなかった場合は、 体の中のストックはどんどん減っていき、 その結果、体内でのエネルギーの生産が滞ってしまうようになります。


こうした過程では全身倦怠感を始め、様々な症状が出てきますが、 食欲の低下もそうした、ビタミンB1不足による主症状の一つなのです。


2.【どのくらいの期間で足りなくなるのか?】

ビタミンB1の少ない食事

どのくらいの期間でビタミンB1は足りなくなり、食思不振などの症状を示すようになるのでしょうか?


これは、その人その人の活動量に応じて、この栄養素の消費量が変わってしまうので、一概には言えませんが、 基本的には全くビタミンB1を摂取しないで約18日間が経過すると、ビタミンB1の血中濃度は40ng/ml未満になってしまい、 その結果、食思不振を始め、全身倦怠感、体重減少、易興奮性、集中力欠如、頭痛、不眠などの症状を示すようになります。


市販のカップラーメンには、ほとんどビタミンB1は含まれていませんので、 極端に言えば、毎日三食カップラーメンの食生活を続けて18日以上経過すれば、 こうした症状を自覚するようになるという事です。 このような食生活は他の栄養素に関しても大きく不足していますので、とても危険です。
必ずされないよう御願い申し上げます。


しかも労働量や運動量が多い人の場合、体内におけるビタミンB1の消費スピードは更に上がってしまうので、 より短い期間で、こうした自覚症状の発生に至ってしまいます。


3.【にんにく注射で食欲は改善するのか?】

にんにく注射によるビタミンB1の補給

にんにく注射は実はビタミンB1の摂取にはとても効率が良いので、 この栄養素の不足による代謝異常性食欲不振の改善にはもってこいです。


基本的には、人間はこの栄養素を食物からとっています。 どのような食材がこの栄養素多く含んでいるかと言うと、 卵、豆類、ナッツ類、玄米、小麦の胚芽、豚肉、レバー、うなぎが代表的です。


ビタミンB1を始めとして、ビタミンは総体的に熱で壊れやすい栄養素でもあります。 しかし、上記の食材で加熱せずに食べれるものは、ほぼ有りません。
また食物から吸収された場合、この栄養素の4割は体に取り込まれず、 そのまま体外に排出されてしまいます。 つまり前提としてこの栄養素は消化管における吸収ロスがあるのです。


その点、にんにく注射は、 食材と違って加熱処理による損失は有りませんし、 直接血液中にビタミンB1を投与するので、 消化管による吸収のロスも有りません。


なにより、食材の購入・保存・調理・摂食という手間もかかりません。


望ましくない食生活がやむなく長期間続いていて、 原因がよくわからない食欲低下がある方、
一度、ご近所の医療施設でにんにく注射を試してみては如何でしょうか? 人によっては直裁な効果が示される場合が有ります。

(記載:新宿ライフクリニック-日本抗加齢医学会専門医:須田隆興、最終確認日:2020-02-10)


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