『レビトラが向いていないケース2つを新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説』

レビトラが向いていないケース
  • レビトラが向いていないケースは代表的に2つほど有ります。
  • 一つは遅漏傾向があるケース、
  • もう一つは長時間またいだ同日中の2回目の性行為があるケースです。
  • こちらのページではこれらについて新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説してます。

  

レビトラ系がその使用に向いていないケースは2つほど想定されます。 一つは元々EDに合わせて遅漏傾向も併発しているケース、もう一つは長時間またいだ同日中の2回目の性行為があるケースです。 こちらでは、これら 『レビトラ系が向いていないケース』 に関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。


レビトラ系の20mgは、日本国内で処方されている厚生労働省認可 正規のED薬の中で、勃起の改善効果が最も高く、 その上、レビトラシリーズは、薬効の表れが最も早い事もあって、総合的評価においてレビトラ系は、 最も高性能なED薬という位置づけでユーザーからも認知されております。


その一方で、現在バイエル薬品株式会社のレビトラは日本国内で正式な特許失効を既に迎えているため、 厚労省認可、正規のジェネリック医薬品である 『バルデナフィルシリーズ』 がリリースされている状況であり、 これによってレビトラ系は、従来、高機能ながらも比較的高めだった処方価格を低く抑える事ができるようになったため、 段々とトライアルしやすい状況にもなって来ました。


しかし、そんな高機能で、かつトライアルしやすくなって来ているレビトラ系においても、その運用上 『向いていないケース』 がいくつか想定されます。 こちらのページではその代表的なもの2つ、
『遅漏傾向がある』 ケース、 『長時間またいだ同日中の2回目の性行為がある』 ケースのそれぞれに関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。
宜しければご一読下さいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【遅漏傾向がある】
  2. 【長時間またいだ同日中の2回目の性行為がある】

1.【遅漏傾向がある】

遅漏傾向がある

レビトラが向いていないという2つのケースの内、こちらでは 『遅漏傾向がある』 というケースに関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。


実は遅漏の傾向があると、3系統あるED薬の内、レビトラ系はあまりおすすめでないと言える所が有ります。


元々、ペニスは大きな興奮を伴わない状態で、ED薬によってペニスの硬度だけが上がって行くと、 ペニスの感度が相対的に低下してしまうといった、ペニス自体の生理学的な特性があり、 その影響から結果として、遅漏気味になってしまう事が有るとも言われております。


特にレビトラ20mgなどはペニスの硬度回復が最も高いED薬なので、元々EDに遅漏を併せて持っている方の場合、 レビトラの影響によってEDは改善すれど、遅漏の方は若干悪化してしまうようなケースも散見され、 生命や健康への被害が関連するようなお話ではないので、もちろんトライアルをされた上で経過を見ることもできますが、 初診の問診上で、患者さんから 「EDに合わせて遅漏の傾向もある」 とお伺いした場合、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来では、レビトラ系以外のバイアグラ系やシアリス系をお勧めする事の方が多いです。


高機能なED薬という立ち位置で、新宿ライフクリニックでも人気のレビトラ系ですが、 その一面、遅漏傾向の方にあまり向いていないという所は、ペニスの高い硬度回復が故のレビトラ固有のジレンマとも言えるかと存じます。 ただ反対に早漏の傾向がある人には、遅漏の傾向を少し引き起こすレビトラ系はむしろ、よりフィットしたED薬とも言える所が有ります。


このように遅漏傾向がある患者さんの場合は、レビトラ系が向いていないというケースに該当してしまう事も有りますので、 遅漏であったり、早漏であったりといった、ご本人の射精時の特性も、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来にて合わせてお聞かせ下さいますようお願い申し上げます。


2.【長時間またいだ同日中の2回目の性行為がある】

長時間またいだ同日中の2回目の性行為がある

レビトラが向いていないケース、その2つの内、こちらでは 『長時間またいだ同日中の2回目の性行為がある』 というケースに関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。


実はED薬には共通のルールがいくつかあり、その内の一つに 『ED薬は一日、一回、一錠、一種類まで』 というのが有ります。 これは過剰投薬による副作用や健康被害を防ぐ事を目的としたルールなのですが、 同日中、前回の服薬をされてから24時間以内に、もう一回同じED薬を飲んでみたり、他の種類のED薬を飲んだりする事は出来ないと言う事を示しております。


レビトラはもちろん高性能なED薬なので、薬効持続時間中の性行為に関して、正しく運用して頂ければ、最も高いパフォーマンスを発揮するED薬と言えますが、 例えば、初回の性行為から、10時間たった2回目の性行為などのケースにおいては、 レビトラ20mgの薬効持続時間が約8時間ほどである事、またED薬は同日中にもう一回飲めない事、 以上を考えますと、レビトラはこうした場合の2回目の性行為には全く無力なED薬とも言える側面が有ります。


このような長時間またいだ同日中の2回目の性行為が想定されるような状況としては、恋人・奥様との2人きりの旅行、 特にハネムーンなどが考えられ、こうしたケースにおいては、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、 レビトラ系よりもシアリス系の方をお勧めさせて頂く事が多いです。


もちろん、こちらのケースも生命や健康への被害が関連するようなお話では有りませんので、 トライアルをされた上でご検討して頂く事も問題は有りませんが、 長時間薬効という、その一点においてはシアリス系の方がレビトラ系に勝りますので、 ハネムーンなどにおいてはシアリス系の方を運用された方が望ましいかと存じます。


このように 『長時間またいだ同日中の2回目の性行為』 のような状況も、レビトラが向いていないケースに当てはまる事がおわかり頂けたのではないかと存じます。 ハネムーンなど、どのような状況でED薬を運用するのかなど、その使用時のシチュエーションも、ED薬選択には重要な情報ですので、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医に宜しければお聞かせ下さいませ。



以上、レビトラが向いていない2つのケース 『遅漏傾向がある』 『長時間またいだ同日中の2回目の性行為がある』 のそれぞれについて、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きました。


このように生活上での運用を目的としたED薬は、 その選択において 『背景の情報』 もとても大切になります。 皆様も、ED薬の選択時には、用途やシチュエーション、射精の傾向など、 ご本人の情報を専門医にたくさんお聞かせくださいませ。




(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2024-04-30)

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